ミューテイション-突然変異-書籍名:ミューテイション-突然変異-著者名:ロビン・クック 出版社:早川書房 あらすじ: 医師ヴィクターは、代理母が次男を出産するまで不安に苛まれていた。赤ん坊は健康で、妻マーシャにも隠した恐ろしい秘密を抱えるヴィクターは胸をなでおろした。10年後、次男VJは天才児に成長していた。だが長男と乳母は肝臓癌で死亡しており、乳母はなぜか死の直前にVJを「人殺し」と罵っていた。そして児童精神科医のマーシャは、我が子VJに何か異常なものを感じはじめた。バイオテクノロジーをテーマに放つ問題作(解説引用) 感想: この本は長女がお腹にいた頃読んだ。妊娠中に読むには、内容的にきついんじゃないのと誰かに言われた記憶があるけど、私は平気だった。5年たった今読み返してみると、遺伝子操作が実際に行われるようになったせいか、今読んだ方が、怖かった。 子どもの知能が高いこと=幸せではないことを、私はよくわかっているつもりだった。けれど、実際に長女が学齢期にさしかかってくると、他の子と比較してしまったり、少しずつ焦りが出てきていた。そういう自分に歯止めをかけるには、この本はよかったと思う。 この本はSFだし、すごく極端な話ではあるけれど、もしかしたら、今なら実際にどこかの研究室でこういう研究が行われているかも・・・恐ろしや。 |